最強のNo.2 会社と社会で突き抜ける最強のNo.2を極めろ!

Book 曽山哲人

『最強のNo.2 会社と社会で突き抜ける最強のNo.2を極めろ!


曽山哲人著


書籍情報
ISBN 978-4-7993-1311-4
本体価格1200円
小B6 並製 208ページ

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内容情報

曽山哲人38歳。
真面目キャラを意識した“普通”の新入社員。
結果もいつも“そこそこ”だった。
「突き抜けたい」と思い、試行錯誤を重ねた私は、
会社で成果を上げるために「No.2」を極めることで、
自分の仕事をつくっている。

この本は厳しいと言われる時代を
素直かつしたたかに生き抜くための
曽山哲人の「サバイバル・マニュアル」だ。

本書の一部

インターネット産業黎明期の1999年、私は、まだ社員が20人だったサイバーエージェントに入社し、当初6年間は
営業マンとして、その後人事本部長を経て、現在は取締役人事本部長として、働いている。

 「人こそが会社を成長させる原動力」

 創業当時からそう言い続けている社長の藤田が切った大きな舵の下、私は人事として、様々な人事制度を導入し、
組織の活性化に努めてきた。その間、サイバーエージェントは、ITバブルとその崩壊を経て、2500人規模の組織に
成長している。

 私は今、人事として採用時には面接では毎年400人以上の就活生に会い、月100人以上の社員と飲み会やラ
ンチ、面談で、直接会って話をしている。
 そうやって多くの就活生や新入社員と触れ合っていて思うことがある。
 みんな、真面目すぎる。真面目はいいこと。でも、クソ真面目でいることで、この世の中では損をすることがあ
る。経験上、断言できる。 
 かくいう、私も、完璧主義。優等生風にしていれば物事はすべて上手くいく、と思いこんでいた。学生時代は上
手くいっていたと思う。
 が、社会に出てみると、いつもいいところまではいくのだけれど、どうしても突き抜けられない。サイバーエー
ジェントには営業担当として入社したが、なかなか目標額を達成することができなかった。
 そんな私のあだ名は、8割くん。輝かしい成績を叩きだし目立つ社員を横目に、いつも悔しい思いをしていた。
 このまま“そこそこ”で終わっていくのか?
 会社の中で個を活かせずに腐っていくのか?

 そんな思いを抱いている人、大丈夫。私もそうだった。
 新入社員は多くの人が普通から始まる。はじめから大きな志をもっている人はそう多くはない。むしろ、その
過剰な自信からくる、過剰な自意識や傲慢さが生まれてしまうくらいなら、そんなものはないほうがいい。
創業当初から変わらないサイバーエージェントの採用基準は素直でいいヤツ。
 変化の激しい時代。(インターネット業界は特にスピードが速いわけだが)、今日まで常識だと思っていたこと
が翌日変わったとしても「今までの自分のやり方は間違いだった」と素直に認めて、次に進んでいく力が求められ
ている。
 地頭の良さよりも、飛び抜けた才能よりも、事実を素直に受け止める力。
 その力がある人は、どのような変化が起きたとしても、自分を成長させながら会社の成長もサポートすることが
できる。
 そして、そういう人材こそが、会社に必要不可欠な存在として大事にされる。

 でも、入社後も何も考えずにただただ素直でいたら、会社の言いなりになる、いわゆる「社畜」になってしまう、
と思う人もいるかもしれない。
 よく言われていることだが、日本経済全体の成長率が下がり、年功序列などの人事制度の問題が明らかとなって
いる時代、会社に所属しているだけで将来安泰という保証は、確かにどこにもない。
 でも、厳しい時代において、あらゆるものが淘汰されるからこそ、そこにチャレンジができる余白が生まれ、やり
がいのある大きな仕事ができるというのも事実。個人の成長が、直接会社の成長に大きな影響を与え、社会に大き
な貢献をすることができるチャンスがあるのだ。多くのことはひとりでは成し遂げることはできない。しかし人材
や資本など、会社のリソースを120%使えば、より大きな成果を出せる可能性は十分ある。最初は普通のサラ
リーマンであっても、経営者や役員になって会社をつくっていくこともできる。
 少し大げさに言えば、大きな変化の時代、一人の社員が会社の歴史を変え、社会を動かすことだってできるのだ。
かつてないほどチャンスに溢れた時代だと私は思う。
 会社は一人では成し遂げられないような大きなことを仲間と実現するための場所だ。会社で働くことがこんなに
も面白い時代に、会社に使いつぶされてしまうのはもったいない。
 そうならないために、素直さに加えて身につけたいのがしたたかさだ。
 感情を切り離して、自分が出すべき成果に愚直なままに進んでいける強さ。
「したたかさ」を漢字で書くと「強かさ」。私はこの言葉を、「粘り強さ」や「しぶとさ」として定義している。
 
 一般的なサラリーマンの家庭に生まれて公立の中学高校を卒業し、浪人生活を経て大学へ進み、ごくごく普通の
サラリーマンからスタートした私が、なぜ上場企業の取締役になることができたのか。
 この本では、人事の視点を踏まえた自分の経験をもとに、“普通のサラリーマン”が会社の中で成長し続け、社会
で突き抜ける“プロフェッショナルな人材”になる方法をまとめていく。
 細かいことは本文で書いていくが、大きな視点でひとつ肝を言えば、組織において、素直さとしたたかさを持ち
合わせた「最強のNo.2」になることだ。
 ここで伝えたいのは、会社の中でのNo.2を目指すことではない。私もサイバーエージェントで副社長ではない
ので、肩書きがNo.2というわけではない。「最強のNo.2」を言い換えれば、誰かにとって「必要不可欠な存在に
なる」ということだ。上司、経営者、つまり会社にとって必要な人になれば、それは、社会にとって必要な人となる。
ここでは、そういう人材のことを「最強のNo.2」と定義する。

目次

普通であることが不安だ、と思っている人へ

LEVEL0 会社と社会で突き抜ける
組織視点の問いを持て
「ANDの才能」を磨け
素直であれ

LEVEL1 選ばれるのではなく、選ぶ
 伸びる市場を見据えろ
 やりがい経験を計れ
 人事に騙されるな

LEVEL2 視点の高さを維持する
 覚悟ある愚直さで進め
 健全なしたたかさを持て
 ネガティブは我慢しろ
 決断経験を重ねろ
 自分の意志を表明しろ
 大きな志を持て
 自分の考えを発信しろ
 社内に相談相手を持て
 成果から逆算しろ

LEVEL3 最強noNo.2になる
 自分にとってのNo.1決めろ
 No.1に依存はするな
 No.1とシンクロしろ

LEVEL4 できるヤツだと思わせる 
 自分の強みで戦え
 上司と一枚岩になれ
 感情と行動を切り離せ
 自分と相手が違うことを理解しろ
 「受け止め力」を鍛えろ
 信頼残高を増やせ
 ホウレンソウで期待を超えろ
 結論は1つ、説明は3つに絞れ
 主張は紙に書いて持参しろ
 人の感情に訴えろ
 話す前に、聞け
 会社と顧客の利益を生み出せ
 他者には共感、自分には自信を持て

LEVEL5 会社と社会で成果を出せ
 成果を上げる目標を持て
 目標設定力を鍛えろ
 目標を行動につなげろ
 必要な役割を書き出せ
 体重の乗せどころを決めろ
 成果を出せる人を見極めろ
 適切な評価で成長を促せ
 組織の評価軸を合わせろ
 面談で評価をすり合わせろ
 社内外の協力者を増やせ
 成果を生み出す仕掛けをつくれ
 マンネリを打破しろ

おわりに
SURVIVAL MANUAL

著者紹介

曽山哲人
株式会社サイバーエージェント 取締役人事本部長
1974年神奈川県横浜市生まれ。上智大学文学部英文学科卒業。
1998年伊勢丹に入社、紳士服配属とともに通販サイト立ち上げに参加。

1999年、20名程度だったサイバーエージェントに入社。
インターネット広告の営業担当として入社し、後に営業部門統括に就任。
2005年に人事本部設立とともに人事本部長に就任し、2008年に取締役就任。
現在は「採用・育成・活性化・適材適所」など人事全般を手がける。
社外にもブログやソーシャルメディア、著書による情報発信や
人材マネジメントや組織活性化等、幅広いテーマで講演・教育活動も
積極的に行っている。
マーサージャパン「マーサーカレッジ・曽山塾」塾長、
デジタルハリウッド大学院「組織開発実践」客員教授、東京工業大学非常勤講師。
「サイバーエージェント流 成長するしかけ」(日本実業出版社)
「サイバーエージェント流 自己成長する意思表明の仕方」(ダイヤモンド社)


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