『冒険に出よう』安藤美冬さんインタビュー

Author 安藤美冬

気になった人には、2週間に3回は必ず会いに行きます。

――U25シリーズのコンセプトでもある“自分の仕事をつくる”。まさに安藤さんはそれを体現していると思うのですが、ポイントありますか?

 私の経験から語ると、3つのステップがあると思います。
 ステップ1は、自分を知ってもらうこと。
 何かをしようと思ったときに、誰かの頭に浮かぶ人になることが大事です。
そのためには、まず単純に人との接触回数を増やせばいいんです。恋愛も同じだと思うんですが(笑)、会って話して自分のことを相手に知ってもらい、自分も相手のことを理解できれば、人間関係は上手くいく。私は気になった人には、2週間に3回は必ず会いに行きます。

――安藤さんの恋愛必勝法!これはすぐにでも実践したい。

 別に恋愛に限ったことではないんですけどね(笑)。でも実際、「2週間に3回会って、彼女ができました」という嬉しい報告を最近いただいたばかりなので、恋愛必勝法とも言えるかも? そして、恋愛の場合、相手はたった一人ですが、仕事となるとできるだけ多くの人に知ってもらいたいですよね。そこでソーシャルメディアの活用です。私たちの身体は一つしかありませんが、一つのつぶやきが継続して発信されていくうちに、次第に何百、何千という人に届いていく。その結果、その中から自分を知ってくれたり、興味を持ってくれる人が増えて、やり方次第では「仕事をつかむ」ことも可能になるんです。

――ステップ2は?

 心をつかむことです。ソーシャルメディアの発信だけで仕事が舞い込んでくるわけではありません。会ったときに「安藤ってテレビで見た通り、ちょっと怖そうだな」と思われたら(笑)、「またの機会に」なってしまう。一生に一回の初対面というチャンスをどう生かすか。名刺交換だけで終わらせずに、どう自分を印象づけるか。どう「また会いたい」と思ってもらえるようなコミュニケーションをとるか。つまりは、相手の心を動かすかが大事です。そのために、自分から思いっきり相手の懐に飛び込むんです。

――どうやって懐に飛び込んだらいいんでしょう?

 難しく考える必要はなくて、ちょっとしたことでお互いの距離は縮まると思います。例えば「握手をする」。ぐっと力を込めて、相手の目を見て触れ合うこと。あとは「名前を呼ぶ」。●●さん、と会話に相手の名前を織り交ぜながら話をしていくんです。誰だって自分の名前を真っ先に覚えてくれたら嬉しいもの。そうした小さな積み重ねが、相手の心を開かせるのだと思います。このあたりは、著書『冒険に出よう』を参考にしてください(笑)

――はい、是非本を読んでいただきましょう(笑)。そんな安藤さんだからこそ、周りに人が集まってくるのですね。人に出会うだけでなく、自分をさらけ出して相手の心をつかむ。

“応援する”、“応援される”という関係をつくっていくこと

 そしてその次、ステップ3はチームをつくることです。ノマド=一人で、個人の突出した力で働いているというイメージを持たれている方もいるかもしれませんが、実際は、個人としての資質、魅力を持ちながらも集団の中で協調していく力が大事です。そのためには、普段から様々なスキルや専門性、魅力を持った幅広い人間関係を構築しておくこと。自分の仕事をつくるといっても、その仕事を動かすチームがまずは必要なわけですから。そうしたチーム内で“応援する”、そして“応援される”という関係をつくっていくことが重要です。

――まさに安藤さんの周りに“応援の輪”が広がっていると感じます。

 私は周りの人にすごく恵まれているので、ありがたいなとつくづく思います。“応援される”人になる方法は簡単です。“応援する”人にまずなること。若いうちは、自分が相手に提供できるものがないと思いがちですが、若いからこそ、等身大の自分でできることが無限にあるんです。例えば、自分より年上でキャリアもある人と初めて会うとき、ある程度相手の情報を調べておいて、若いならではの視点で「こんな面白いことがある、面白いものが流行している」とか伝えられることはあると思うんです。

――本にもそういった現在の安藤さんの“想い”と“戦略”、そのすべてをさらけ出していただきました。続きは本でぜひ!!

 この世に正解はないと思います。そもそも正しい働き方なんてなくて、どんな働き方が自分に最適かだなんて、答えは本当に人それぞれです。予測がつかない時代だからこそ、まずはひとりひとりが「どう働きたいのか」を真剣に考えることから始まると思います。手堅く資格をとるともよし、会社勤めするもよし、二足のわらじを履くもよし、私のように会社に属さないで仕事をするもよし。自分に合った成功モデルを見つけ、自分に合ったスタイルをつくっていけばいいと思います。

――U25シリーズも様々なロールモデルを提示していけたらと思っています!


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