高木新平さんインタビュー

Interview インタビュー 高木新平

「とりあえず動いて、何かひとつでも自分ならではの
『ネタ』が持てたらいいよね。

――いろいろと新しい動きをしている高木さんをぼくは同世代としてとても誇らしく思っているんですが、でもまだまだやりたいこと自体が見つからない若者の方が圧倒的に多いじゃないですか。自分も含め、そういう若者ってどうしたらいいでしょう?

 うーん…僕もわかりません笑  だから、とりあえず勉強と実践を繰り返すしかないと思います。ただ、ありがたいことに、歴史をつくってきた素晴らしい人生の先輩たちはその思考や経験を本というカタチで共有してくれているので、ヒントはたくさん落ちていますよね。自分が見つからなくて鬱になりそうな人は、夏目漱石を読むとか。

 あ〜、でもこれじゃ質問の答えになっていないので…笑、 枝の枝くらいの話だけど、そんな高尚な目標じゃなくて、一つネタをつくることを意識したらいいかもしれないですよね。
 初対面の人に会うと、「何やってるの?」って聞かれると思います。これって実は2つのことを聞かれていると思うんです。一つは「どんな視点で世の中を見てるのか」ってこと。もう一つは、「実際に何をカタチにしてみせたのか」。これに答えられるネタをつくる。
それで少しでも「こいつおもしろいやつだな」って思われたら、きっと覚えてくれて、人に紹介されたり、どんどんチャンスが広がっていくと思います。
 それに小さくても一つのネタをつくるために動いてみれば、やっていくうちにどんどん発見と無知に気付いて、その先の知りたいこと・やりたいことが見えてくる。
 世間が言う、いい大学もいい会社も、肩書きもいらないんですよ。とにかくネタ、ネタ、ネタ笑

 最高の方法論や完成型が見えるまで動かないのではなくて、とりあえず取り組んでカタチにしていく生き方を、ぼくは「プロトタイプ思考な生き方」って呼んでいるんですけど。 今ある既存の枠組みをとっぱらって、自分なりの文脈で小さくでもやっていけば、きっとイメージも拓けて、いろいろと楽しいですよ。うん。

――なるほど。そう考えるとイメージもしやすく、楽しそうです!

 ぼくは、新しいイメージを拓くようなカタチをつくっていくことに興奮するんです。でもそれはまだマーケットにもなっていないこと。だから、まず自分でやってみるしかない。あぁきっと、この調子で儲からないことをやり続けるんだろうなぁ…笑
 でもほんと、今の社会は、自由を標榜しているはずなのに息苦しいじゃないですか。妙な横並び意識もあるし、目指すべきものの基準も画一的だから。だから、「こんなんもあっていいんだ」と思えるような経験をつくっていくことが、自分の頑張りどころですね。

 あー、すごい偉そうに語ってしまった…。ごめんなさい。まぁこういうのは、耳傾けすぎるのはよくないと思う笑 言っておいてあれだけど。一人一人、それぞれ、ですからね。

――いえいえ! 参考になりました。今日は、ありがとうございました!


1 2 3 4

コメント